房総 「風土記丘」
房総の赤松林のキノコ

03.10.13

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「赤松林のキノコ」の講習会が千葉県の「房総風土記の丘資料館」で開催されました。場所は成田市の北西部、印旛沼を望む北総丘陵に有ります。入口の駐車場に車を止めて園内を歩く事にしました。

始めて来ましたが。うっそうとした森の中で道に迷いそうです。秋の木の実を付けた樹木に目を奪われます。

所々に結び目を作った様に実を付けていました。

随分歩いて、やっと「資料館」に辿り着きました。

庭には遺跡の古墳が無造作に有りました。
説明文拡大写真です。

キノコの講習受付まで時間が有るので館内を見てみましょう。房総には沢山の古墳群が有ったなんて全然知りませんでした。発掘された「はにわ」や「土器」が沢山展示されています。

こんな像の復元模型が展示されていました。
説明文発掘現場の写真です。
千葉に、こんな像がいたなんて信じられないです!

時間になると30人近い人が採集用の籠を、腰につけて集まって来ました。資料館の担当員から説明を受け、風土記の丘の森でキノコ採集。通常は採集禁止地域なので、誰かに咎められたら講習の為の材料集めだと説明する様に注意がありました。


資料館の裏庭に咲いていた「四季桜」まさかこの時期桜が咲いているなんて思って無いから、遠くから見ると何の花だか分かりませんでした。赤松林は良く整備されているので足元が汚れることも有りませんでした。

それぞれ森の中に散って行きました。森の中は女郎蜘蛛がここにも、そこにも、アッチにも、コッチにも、妖しい美しさで獲物を待ち構えていました!2時間後、採集品を種類別に展示して資料館の担当員からキノコの説明がありました。


タマゴタケには赤や黄色が知られていますが、これもタマゴタケなんですね!柄(軸の部分)は2重のつぼの中から出ています。森の中で見つけた時の姿です

今年は何所でもキノコの不作が聞かれているそうですが、短い時間で結構沢山採集できました。今日は食べられないキノコも勉強の為に採集しましたから・・・

まだ柄の出ていないミヤマタマゴタケを半分に切ったものです。傘の下のヒダもはっきりわかりますね。全体をおおっている外皮幕を突き破って成長していき、外皮幕の名残がキノコの傘表面になるわけですね。


サルノコシカケと同じ種類でとても堅いそうです。こんなのも採れたんですね!裏側のヒダ部分です。
千葉の山にこんなに多くの種類のキノコが生えてるなんて新しい発見でした。キノコはもっと寒い地方にしか無いものと思っていましたから。担当員の説明は分かりやすくて面白かったです。食べるだけでなくもっとキノコの事を知りたいと思うようになりました。ほんとに不思議な植物です。(植物と言えるのでしょうか?)

キノコといえばまず、中毒を心配しますが、食べれるキノコと毒キノコの見分け方には、定義は無いそうで、とに角、沢山のキノコの名前を覚えて見分けられる目を持つことだそうです。因みにNonkyは、森の中で、人間本来の動物的感覚を研ぎ澄まし、森と一体になった時にキノコの囁きが聞えます。「ここだよ!ここにいるよ!」って・・・・・・こうしてキノコを見つけた時の一瞬が、食べることよりも、ズーーっと感動的なんですよね!