月見のおわら

白川郷、飛騨高山
 
2017年9月24〜25日
 
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新宿、朝8時の「スーパーあずさ」で松本下車、それからバスで富山の「アパホテル」に到着。

以前から、一度いって見たいと思っていた越中八尾の「風の盆」ですが、

今回は、旅行社主催の「月見のおわら」というイベントで、各町の町流しが見られるらしいです。

楽しみ!

アパホテル富山

シングル部屋
 
 
 

レストラン
 
 
 

ロビー

越中八尾

早めの夕食を済ませてバスで越中八尾に着きました。

禅寺橋から高台にある八尾の町までぼんぼりが道を照らしていて、

ぼんぼりに導かれるように石垣に沿って静かな道を上がっていきます。
 



禅寺橋

橋の欄干には
おわら踊りの銅版レリーフが有りました。


おわら踊り

町の入り口に着くと独特の哀調を帯びた音色が聞えてきて

既に町流しが始まっていました。

いやーー!感動!
 
 

先頭は女踊りの一連

こうして町を踊りながら進むのを「町流し」
といいます。
 
 
 

その後ろから三味線、胡弓と唄の連中が続きます。

町流しの通り過ぎた町
 
 
 
 

越中八尾観光会館
(この写真は観光課のHPから拝借しました。)
 

この中に曳山展示館が有ります。

毎年、5月3日に八尾八幡社春季祭礼「曳山祭」が要され、
6体の曳山が揃いの法被姿の若者達によって坂の町を練り歩くそうです。

いやーー!それも見てみたいですね〜!

曳山展示館ではそのうちの三体が展示されています。
 
 
 
 

曳山(1)

曳山(2)
 

曳山(1)の裏側

曳山にそれぞれ名前が有るのでしょうね。
 
 

曳山(1)(2)

曳山(3)は写真が上手く撮れなかった。

町流しはさらに盛り上がっていました。
 
 

法被姿の男性はカッコ良いですね。

町流しの通らない町は、ただ静かにひっそりと・・・・
 
 

踊りは三種類有り

古くから踊られていた五穀豊穣を祈る

老若男女を問わず楽しめる踊りと、
 
 
 

黒い帯に浴衣姿の女踊りは

上品に美しく色っぽく舞います。

黒を基調とした法被姿の男踊りは

勇壮に力強く、鍬打ちや稲刈りなどの

農作業の所作が取り入れられています。

見ていて、かなり体幹がしっかりして居ないと、
踊れない位、長く踊るには結構ハードな動きでした。

踊り連中は男女とも皆凄く若そうでした。
編み笠を深く被っていて顔は全く見えませんでしたが、

女性は皆美人に思えたし、
男性はこれまた皆ハンサムに見えましたよ。
 
 

哀愁を帯びた唄と胡弓の音を背中に聞きながら集合場所の駐車場に向かいます。

いやーー!ひと時夢のようでした・・・・

この後、再び富山のアパホテルに戻り就寝・・・・・

まだ、おわら節のあの音色が頭の中で響いています・・・♪Z♪ZZZ・・・・
 
 
 

白川郷

翌日は白川郷にやってまいりました。

白川郷は岐阜県内の庄川流域の呼称で、ここ荻町地区は合掌造りの集落で知られています。

1995年には五箇山と共に、「白川郷、五箇山の合掌造り集落」としてユネスコの世界遺産に登録されました。



白川郷

白川郷では約1時間の滞在時間なので急いで

バスで萩町城跡展望台まで上がって来ました。

合掌造りの全景を見る一番のスポットです。
 
 

白川郷

ズームしてみると一番手前の家が重要文化財に指定されている和田家です。
 
 
 

歩いて戻る途中
マンホールの蓋も合掌造りのレリーフになっていました。
 
 
 

和田家住宅

和田家住宅

内部の見学をする時間がなくなりました。
 
 
  

人が立っているところがバス停

その上に見える小さな建物が荻町城跡展望台です。

白川郷

ここ荻町地区の合掌造りは、今も実生活の場として使われている所に価値があり、

それが他の地域の合掌造り集落と違う所です。
 
 
 

白川郷

コスモスの花が藁葺の合掌造り民家によく似合いますね。
 
 
 

出会い橋

見学時間はあっという間に過ぎ、
出会い橋を渡って駐車場に戻ります。

すれ違うアジアからの観光客が多いです。
 
 
 

庄川

桜山八幡宮

飛騨高山に到着。ここは2時間の自由時間です。

真っ直ぐ桜山八幡宮境内の「高山祭屋台会館」に向かいました。
 
 
 
高山祭屋台会館

江戸時代後期に造られた高山祭の屋台は、均整の取れた優雅な外形と、

隅々にまで行き渡った、細かな気配りの飛騨の匠の技の結集です。

現在残る23台の高山祭屋台は「高山屋台会館」で4台ずつ交代で展示されています。
 
 

屋台全体を見れるように会館内は二階から見下ろせるようになっています。
 
 


桜山日光館

大正時代に15年間の歳月をかけて33人の技術者が作った、

日光東照宮の実物の十分の一の模型。

この模型は戦後アメリカに渡り長い間アメリカ全土で巡回公開されてきたそうです。
 
 

陽明門
 

唐門
 
 

実物の10分の一の大きさだと全体がよく分かって、

今更ながら日光東照宮のすばらしさを感じます。
 
 

飛騨牛まぶし

これが最高に美味しかった。

高山に行ったら是非おすすめです。

一膳目は飛騨牛だけを乗せていただき、

二膳目はシソやねぎを入れていただき、

三膳目は一緒に来た出汁をかけていただきます。
 
三膳飯完食!!
 
 

杉玉

高山には造り酒屋が沢山有り、

毎年新酒が出来ると、
杉の葉で作った緑の杉玉が軒先に吊るされます。



平湯にて休憩

又、バスで移動して・・・富山へ・・・

池田屋安部衛

富山って言えば、薬屋さん。

立派な店構えで歴史を感じますね。


店内では反魂胆の出来るまでの実演です。


最初は四角なんだけど
 
 

板でクルクル回していると

アラ不思議綺麗な丸になりました。
 
 

昔なつかしいパッケージの薬の数々
 

今回の一泊旅行は、まず八尾のおわらを一度見てみたかった事。

白川郷も初めてだったし、
高山は二度目だけど「飛騨牛まぶし」は初体験。

池田屋安部衛商店は、
子供の頃、毎年大きな荷物を背負って薬を交換に来て

紙風船をくれた富山の薬屋さんを思い出しました。

なつかしいパッケージの薬を目にして胸が熱くなりました。

それぞれ短かい滞在時間でしたが、十分楽しみました。


─ 完 ─