モルディブ
2007.10.25〜10.29

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以前から一度は行って見たいと思っていた、
憧れのモルディブダイビングが決まり、
10月25日成田発13:20のスリランカ航空のチャーター便で
約10時間の空の旅となりました。


客室は、ほぼ満席、
褐色の肌に民族衣装を纏ったステュワーデスのサービスが、
異国に旅する気分を嫌がおうにも掻き立てられ、
興奮気味で中々寝付かれない。



   
4時間の時差で翌日の10月26日19:30、マーレ(フルレ国際空港)に着きました。空港からすぐに、今回宿泊のクラブメッドのスピードボートで「クラブメッド・カニフィノール」に移動の予定なのですが、船着場に集合してから中々迎えの船が来ない。クラブメッド行きの客は老若男女70名程で、それぞれ大きなトランクに腰掛けたり、あくびをしたり、仲間同士で文句を言ったりして、皆、手持ち無沙汰だ。外は風が強くて波も荒そう。どんな船か分らないけど船酔いが心配な私は隠し持っていた酔い止めの薬を飲んだ。

40分以上も待たされて、やっと来た船は20人位が乗れる小型のボートが4隻。
岩壁に打ち寄せられる波に木の葉のように揺れている。「ヤバソーーー!」
小さいボートは、荒波の中を突き進むのですが、辺りは漆黒の闇。遠くに小さく明かりが見えるのは点在する島々のホテルの明かりなのでしょう。時々大きな波に船が翻弄され、ドーン!ドーン!と体が浮き上がっては船底に打ち付けられる。イテーーーッ!

以前、石垣島ダイビングの時、荒海を漁船でポイントまで行った時の事を思い出した。船酔い止め飲んでよかったッ。40分くらい乗ってやっと船が泊まり、明かりに照らされた道が海に浮かんでその向こうに島が見えた。ファンタジーの世界に迷い込んだ気分!強い風が吹く中を、歩いていると長い桟橋を渡っていることに気がつきました。やっとクラブメッドに着きました。ヤレヤレ!

部屋に入る前に、お腹が空いたのでレストランで軽く腹ごしらえし、暗い道を案内されて砂浜を歩き、部屋に着きましたが、待てど暮らせど荷物が来ないので何にも出来ない。部屋にはベッドが二つ。クローゼットには傘と、セーフティーボックス、救命胴衣が掛かっています。ジュースと水とクッキーとインスタントラーメンとお茶のセット。
水洗トイレと、洗面台、カーテンの無いシャワールーム。 どちらがシャンプーかリンスか、判別不可能なシャンプー&リンス。分厚くて重いバスタオルとフェイスタオル・・・・緑色の石鹸(お肌ツルンツルンになる)・・・・・
  
  
スーペリアルーム

昨夜は荷物が中々届かなくて、これがモルディブ時間なのか〜!と諦めの境地・・・忍耐・・・・日頃がせわしすぎるんだね私たち!
等と同室の二人で慰めあって・・・・

一夜明けて、モルディブの朝〜!ここです〜!ここ・・・・

二部屋続きで左が私達の223号室です。
4人で行ったので隣り同士だったら良かったのに、
後の二人は少し離れた227号室です。
この事が後になって問題(?)勃発
玄関の前には、籐の椅子と白く塗った物干しが有ります。

   
 

223号室
ハイビスカスで可愛くベッドメイキングされた部屋。

洗面所のシンクの栓を押し込んだら、栓が開かなくなって水が抜けて行かない。蛇口の後ろのポッチが壊れてなくなってる。
ターイヘンだ〜!何か鋭利なもので栓を開けなければ
水中カメラの水没テストも出来な〜い!
あれこれやってみたけどピッタリおさまっていて隙間が無い。

大慌てでレセプションに電話したら、日本語スタッフがいないらしくて、こちらのジャパニーズ英語も妖しいものだから、この窮状が理解されたのかどうか・・・・


   
桟橋と船着場とダイビングショップ

待ってても修理の人が来る様子も無いので、やっぱり英語が通じなかったんだ。グスンッ!

まだ朝の6時だ、お散歩行きましょう〜!
今日も風が強そう〜!この所毎日こんな天気らしく、こんな強風で船が出るの?って聞くと、全然問題ないらしい。
日本でこんな強い風だったら、船は出さないな〜!
なんだか不安になってきた。





     
やっと、メンテナンスのオジさんが道具を持って来ました。ジャパニーズ英語でもなんとか通じてたんだ!物凄く大掛かりな修理が必要だろうと見守っていたら、栓をコツンと上から叩いただけでピタッと閉じられた栓がポコッと上がったでは有りませんか!
ヤダーーーッ!大騒ぎして、私たちバカみた〜い!
ニヤッと笑ったメンテナンスのオジさんの真っ黒い顔が忘れられない・・・・

あれこれやってみたのに、どうして上から叩こうとしなかったんだろう!クヤシイな〜!
故障だと思い込んで、他の考えが浮かば無かったんだ!
 
 

早朝のビーチ
真っ白い砂だけど、貝殻とか珊瑚が全然無い砂浜


  
 

ビーチ
水上飛行機で他の島に行ってシュノーケリングをしたり、
空から環礁の全景を楽しんだりするオプションもあるらしい。

  
 






モルディブってこんなに沢山の島々から出来てるんですね!約1200の島があるそうです。


正式名は「モルディブ共和国」

人口は約30万でそのうちマレ島の人口が10万強だから後の20万人弱はこの中のどこかの島で暮らしてるんですね!

私たちが行ったのは北マーレ環礁です。











 


 
北マーレ環礁はこんな小さな島々から出来ています。その中のカニフィノールは島全部がクラブメッド。

縦に1キロ弱、横100m強の細長い島です。

同行の227号室の二人 はカニフィノール島を泳いで一周したそうですよ!
勿論波が高いので浅瀬を這うように進んだそうですが、一時間ほどで一周したそうです。こちらが写真を写しながらブラブラしてる間に、後の二人の姿が見えないと思ったら〜!もう〜!信じられない!

後でO・G(クラブメッドのインストラクター)に話したら前代未聞だってびっくりしてましたよ。ですよね〜!

島一周した時マタマタ信じられないハプニングに見舞われたようですが・・・・その話は最後まで取っとこう・・・・




 
 



    
10月26日
今回のダイビングは迷った末、日本から機材一式持ち込みました。モルディブでのダイビングは、まず始めにチェックダイビングが有るそうなので、なれた機材の方が良いかなと思ったからです。それに新しいウェットスーツ。

午前中ダイビングショップの前の海でロープを伝って潜水し、マスククリア、中性浮力、オクトパスの交換などをした後で午後からファンダイビング。毎日風が強くて波が荒いので水中も透明度がイマイチ。それに、手袋は珊瑚を傷めるからと言う理由で禁止。写真撮影は珊瑚に触らないように、水中浮力で静止して撮影の事。等と規制が厳しく、インストラクターも神経質になっていて、船に上がってからも、「赤いカメラの貴方!膝が思いっきり珊瑚にくっついてましたよ!」等と注意が飛んでくる始末。今まで、兎に角楽しいファンダイビングが多かったので、講習みたいなダイビングに、いささかナーバス!憧れのモルディブに来たものの、肝心のダイビングがイマイチだな〜!・・・・

文句言う前にもっとスキルを磨けって?・・・m(_ _)m・・・・
 
  

ダイビングポイントに行く途中の風景
 
 
  
10月27日
今日も風が強くて波が高い。船で30分程走ったポイント。いつもは4キロのウェイトを付けるのだが、昨日のチェックダイビングの時、BCのポケットに1キロ入れられていたので、今日は5キロのウェイトを付けての潜水。去年のパラオで耳抜きが不十分だった為に急性中耳炎に掛かったことから、今回は慎重に耳抜きをしながら下に下りた。やっぱり、透明度はイマイチだ。水中写真も中性浮力を確保している間にお魚サンはさっさと逃げていってしまう。シャッターチャンスを待っているとインストラクターが、カメラ・ノーサインを出すのでゆっくり写真も撮れやしない。そんな悪戦苦闘しながら写した数少ないモルディブの海の中の写真です。

   (画像をクリックすれば大きくなります)

ノコギリダイ
 


凄く綺麗な魚でした
名前教えてーーー!
 

コクハンアラ
大きかった 

コクハンアラ
2匹で噛みつき合って喧嘩してました
 

ツノダシ
この魚を見ないとダイビングしてる気がしない
 

パウダーブルーサーゴンフィシュ
 
カラフルですね
 
ウツボ 
一つの穴から巨大な二匹がにゅっと
顔を出していて怖かった

 

ホソフエダイ
背中の白い水玉がきらきらして綺麗だった
 

ムスジコショウダイ
大型で存在感があります

アデヤッコ
アーーーッ!そんなに早く逃げないで!

ハリセンボン
目がクルッとしてチョー可愛い!
 

海老?
ビックリ!怪獣みたい!こんなの初めて
 


 

モンガラカワハギ
なごみますね〜! 

  



尻尾が黒い大型魚、なんだろう!物凄い数だった
 
 
  

ヨスジフエダイとノコギリダイの群れ
 
 
 

ナポレオンフィッシュ
いましたね〜!ナポちゃんが・・・・

  
  
ダイビングが終って、夕方、ログブックをつける為と支払いに、ダイビング事務所に行きました。普通だったら、一緒に潜ったインストラクターやガイドから、魚の名前を聞いたり、ログブックにサインをしてもらったりと、ダイビングの余韻を楽しんで、お互いに親交を深める時間なのですが、「コレが請求書です!ハンコ押して行ってくださいね」
と言ったままいなくなってしまったんです。

薄暗くなった事務所の庭で請求書の金額をやっと確認して、バディサインをし合い、さて、ハンコって何の事?と思ったら箱に一杯ゴム印が入っていて良く見たらインストラクターの名前のハンコだったんです。サインの代わりにこのゴム印を押して行けって事だったんですね!イヤーーーッ!信じられない!コレって考えたら失礼じゃないですか?!
こんなショップ初めて!まるで、あんた達もう来なくて良いよって言われたみたいで寂しかった・・・・

今までのショップが良すぎたのかも知れない。ショップも色々だから・・・・・

  




10月28日
今日は、もう帰る日です

メインダイニングの前の中庭に大きなガジュマルの木が有ります。
木の下にいる人と比べると巨大さが分りますネ。








  

これは蕾?
木も葉も大きいのに花が小さい、海岸に咲いている花


 

ビーチ
セーリングの体験を予約していたけど、
今日も風が強くて中止になってしまいました。風の強い割には波は小さいけど・・・・ナ!

  
 

水上コテージ
桟橋の上からエイやサメやミノカサゴが泳いでいるのが見えます
 

   

水上コテージ
工事中のスイートルームにこっそり入ってみました。家具は取払われて無くなっていたものの、
調度品の揃った時の素晴らしさを想像してため息・・・・ジュノーケリングから直接自分の部屋に入れるし、
ロマンチックなムード一杯!ハネムーンは決まりだね!・・・・叶えられるならば・・・・・
 
しかし、現実に戻って考えてみるとこの場所からメインダイニングまでは、
遠いので、毎食事時に往復するのは、かなりシンドいかも!

 
    

朝顔に似た花だけど葉を見ると違うような気が・・・・

 

椰子のトンネル
左側がビーチ、右側に宿泊施設が並んでいます。

散歩の途中で不思議な爬虫類を見つけました。体長は23センチ位で、草の上にいるときは身体が緑色っぽくなり、
木に登ると身体の色が木と同じ保護色になります。興奮すると、タテガミが逆立ち、頬のエラがエリマキトカゲのように広がります。
そのときは、長いシッポを丸く逆立て自分の姿を誇示します。
人間に慣れてるのか、チョロチョロ走っているのを時々見かけました。

(画像をクリックしてご覧下さい。)

木の上のトカゲ
  
 

タテガミを逆立てて威嚇するトカゲ
 
  

エリマキトカゲのようにエラを広げたトカゲ
 
 

下半分だけに花びらが付いた変わった花です

 

夜のプール
ライトアップされたプールはまるで、そのまま海に続いているように見えます

 


 海の神様を讃えるお祭りだそうで、大きなマグロやシイラが果物を口にくわえたディスプレー。
もっと詳しく、いわれを聞いてくれば良かった!


 
 
そんなこんなで、短いモルディブの休暇は終ってしまいました。最初に、隣りの部屋が仲間の部屋でなかった事で問題勃発なんて言いましたが、4人で来てるのでホテル側は当然隣りが仲間だと思っていたのでしょう、私たちに、何人ものスタッフが、入れ替わり立ち代り、何度も何度も、隣りの部屋の人を知らないかって訪ねてくるんです。知らないってば〜!そちらが部屋割りを決めたんでしょう〜!と顔では笑っているものの、内心・・・(;-_-メ)>・・・

もう一つ、カニフィノール島一周組のハプニングとは、泳いでいる途中でミノカサゴに指を刺されて、見る間に指がグローブみたいになり、血もダラダラ流れて来て、水着のまま診療所に駆け込み、レセプションでも一大事とばかりに大慌て、後で話を聞いた私たちも、ミノカサゴってほんとに毒が有るんだ〜!講習の時に習った毒のある魚ってほんとなんだ〜!

と、あらためて思い、その指を見たさに診療所まで、ぞろぞろとくっついて入って行って、グローブの指見せてもらいました!まるで、上野動物園にパンダを初めて見に行くって気分で興味津々!ドキドキしながら覗きこむと、紫色に腫れ上がって真ん中が真っ黒くなってる。やっぱり毒が入ってるんだ、今に身体中毒が回って紫色になるんじゃ?・・・・と、内心期待に胸を膨らませ・・・・フランス人の先生はダイビングによる疾患の専門らしく部屋には減圧症治療の器械とか有って、なるべくお世話にならないようにしたいと深く思った次第でした!

日本に帰ってから、行きつけの医者に、フランス人の先生の書いてくれた説明書を持って行ったら、爺ちゃん先生は「なんて書いてるか分らないけどミノカサゴの針が残っているから抜こう」って抜いたそうです。指の黒いのは傷だと思ったら針が入ってたんですね〜!爺ちゃん先生、名医ジャン!
それから急速に回復してグローブの指は、元の軍手の指に戻っています・・・・・・・・・終わり・・・・・・・
 
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