PALAU

2006.09.12〜2006.09.17
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2004年に初めてパラオの海に潜り、余りの感動に、潜るのだったら絶対パラオ!
とばかりに、再びJALのチャーター便でやってまいりました。成田を飛び立ち、
真っ直ぐ南に5時間弱・・・・この海の蒼さは何に例えれば良いのでしょうか!
息を呑む美しさと言ってしまえば、余りに月並みに感じます。
そうです!海の中には別の世界が存在していたのです!


ダイビングポイントの地図です
黄色の丸で囲ったのが今年潜ったポイント
  赤丸で囲ったのが2004年に潜ったポイントです。



9月13日 「ウーロンチャネル」
美しい珊瑚礁で、ナポレオンや、ツバメ魚の大群が居るかと思うと
可愛いクマノミや、小魚の群れが居て面白い。

一年ぶりのダイビングの一本目は、左の耳抜きが出来なくて、
何度も潜行ロープに捕まったまま、上に上がったりしながら鼻をつまんで試みたけど駄目だった!
仕方なく海底の集合場所まで行った時、ボンッ!と抜けた。
水中カメラは中々スリープ状態から目覚めないし、
いきなり大きなツバメ魚や、ネムリブカに出会えたのに写真に残せなかった・・・グスンッ!
 

【ミナミハタタテダイ】
結構大きくて存在感の有る美しい魚です!

【ツバメウトの群】
2〜3匹居ても嬉しいのに、
ツバメ魚の大群なんて初めて見た!
スゴーーイ!
 

【イソギンチャクの仲間】
珊瑚の穴から出たり入ったりして
可愛くて、見てると飽きません



9月13日「シアスコーナー」

外洋に張り出したリーフの側面を貫通する形で、トンネル上の横穴が開いているポイント
 

【ウメイロモドキ】
青い身体に黄色の尻尾の美しい魚です。
 

【ツノダシ】
熱帯魚の代表みたいな魚です。

【オニハタタテダイ】
近くで見ると鱗が硬そうで
鎧を着ている感じです。
 


9月14日 「ブルーホール」

リーフ上にある4つの縦穴がそれぞれ下に突き抜け、下で大きなドームを形成しているブルーホール。
 

【ウコンハネガイ】
赤い外套膜に包まれて
身体の中央から紫色の光を放っています
これでも二枚貝なんですね。
 
エントリーしていきなり
蒼い穴の中に落ちていきました。

【ニチリンダテハゼ】
身体が保護色なので、
ライトの辺りに向けてシャッターを切り、
写真を拡大して初めて姿が見えました。

【ロクセンヤッコ】
写真としては失敗ですが、幻想的なので
拡大して是非ご覧下さい

【ハナミノカサゴ】
毒をもった魚は余り動かないと言われますが、ライオンフィッシュと呼ばれるように、たてがみを誇らしげに開いて、じっと獲物を待っています

【スミレナガハナダイ】
肉眼では紫色でとても綺麗です。、ライトを当てると赤く見えます。脇腹にピンクの四角が見えるのは雌の特徴で雄は黄色っぽい体色をしていて、雌から雄に性転換し、雌と雄の中間色のも居るそうです。
 

【ウツボ】
ギョッ!
岩の穴に身体を通して、
頭かくして尻隠さずに・・・
カワイクナーーーイ!  
 

【ブルーホール】
もう少し下の方から写せば良かった。
下に居る時は魚に気を取られて・・・

【ハナビラクマノミ】
センジュイソギンチャクの林から
出たり入ったり
イソギンチャクの毒を利用して
外敵から身を守ります

ブルーホールでのダイビングが終って船で移動中、突然イルカの群れに出会いました。
20頭位はいたでしょうか!船の周りを滑るように泳ぎ、時々2〜3頭で、これ見よがしにジャンプします。
肌はツルツルと光って、無駄な贅肉が無く、引き締まって美しい。誰かが「一緒に泳ぎた〜い!」と、
言ったら、野生なので人間が海に入ったらすぐに逃げてしまうそうです。
残念だけど、諦めよう!見てるだけにしようね! 
 

イルカ、こんな近くで始めてみました
ハイッ!ポーズ!
イルカには通じなかった!
動きが素早くて、
姿を追うのが必死!
やっとこれだけ写せました。


9月14日 「ブルーコーナー」

外洋に向かってV字に張り出したドロップオフ
 

【ウツボ】
又いたーーー!
鋭い葉が怖いーー!
「ブルーコーナー」は
明るくて広い棚になっていて
気持ちの良いダイビングが出来ました。

【ナポレオンフィッシュの子供】
まだ幼魚のナポレオンは体色が白くて
おでこも出ていないし、違う魚のようです。成長するに従って体色が濃くなりおでこが出っ張ってきます。
 

【モンガラカワハギ】
特徴のある身体の模様で、
ひと目で分かります。これを見ないと、
何か一つ、忘れ物をしたみたいなんです!


【オウメカマス】
バラクーダに似ていますが
バラクーダのように
大きな群れは作らないようです。
 

【カスリハタ】
身体の模様から
一見獰猛そうですが、
性格はいたっておとなしいようです

【ツマグロ】
魚の群れる音や血の匂いに集まって来て、
普段はおとなしいが、出会ったら
静かに立ち去るのが懸命だそうです。

【タイマイ】
顔と手足の斑点模様が派手!
いつもは眠っているように目を閉じているけど
ちょっと身体に触るとギョロッとした目だけが動いて野生の生き物の厳しさを感じます。
 

【ナポレオンフィッシュ】
結構人間が好きみたいで、
付かず離れず周りを泳いでいる。
向こうが人間を観察しているのかも・・・

【シマアジ】
違うような気もするけど・・・・
とっても美しい魚でした。

【アデヤッコ】
顔に蒼いマスクをしたようなキンチャクダイ
名前の通り美しい魚です。

【ロクセンヤッコ】
大型のキンチャクダイ
老成して来ると6本の身体の線が
薄れて来て、警戒心が強く、
しつこくすると怒って、
威嚇音を出すそうです。
 

【ノコギリダイ】
背中の黄色の反転が目立つ魚です。
岩陰などで休んでいる時は、体色を茶色に変えて保護色になっているそうです。
 

【名前は?】
アデヤッコと対照的な
地味な黒い魚は何でしょう
 

【バラクーダ】
凄い大軍!
体長40cmは有るので、
圧倒されそうです

 



「ジャーマンチャネル」

ドイツ統治時代に、珊瑚礁を掘削して作った、内海と外海を繋ぐ水路(チャネル)の事で、
船でダイビングポイントに行く途中、何度か通ります。
船の上からでも、周りの珊瑚礁とは、水の色がはっきりと違って見え、
コバルトブルーの美しい水の上を船は進みます・・・・
 

【ウツボ】
又、又いたよ〜!
でっかいよ〜!
出会うたびにギョッ!とします。
9月15日
「ビッグドロップオフ」

【ダイバー】
垂直にキレ落ちた壁に沿って
時々、強い流れに逆らいながら進みます
 

【壁1】
壁と反対側を見ると、果てしない蒼の世界が広がり、垂直の壁を見上げると水深23mの世界にいる事を実感します。
 
 

【壁2】
ソフトコーラルの林の中に、
キンギョハナダイが群れています。

【ヒレグロコショウダイ】
以前はムスジコショウダイ
と呼ばれていたそうです

【サザナミフグ】
イヤン!
ってそっぽ向かれちゃった

【タイマイ】
のんびり昼寝をしていた所を邪魔されて
ご機嫌斜めだった見たい!
大きな亀で、背中に乗れそうだった!
   



9月15日 「ニュードロップオフ」

岩につかまってじっとしているだけで、目の前に
色々な魚たちが、次々と集まってくるのです。
まるで、魚たちの総会が始まったようです。
 

【ナポレオンフィッシュ】
体色も濃く、額も張っていて、まるでナポレオンフィッシュの見本みたいです。
1.5mくらいでした
 
目の縁にある黒斑が
眼鏡を掛けているように
見えることから


和名「メガネモチノウオ」の
名前が付いていrます

【ナポレオンフィッシュ】
ダイバーを気にしないで
悠々と泳いでいます。
横顔がナポレオンの帽子みたいでしょ!

【ヨスジフエダイとノコギリダイ】
大きな群れに出会いました
ヨスジフエダイは黄色の体色に
青に黒い縁取りの縞が4本入っていて、
25cm位に成長し、
口に入る者は何でも餌にするそうです。

ノコギリダイも
全長30cmくらいになるそうです。

【ヨスジフエダイとノコギリダイ】
二つの群れは
どうしていつも一緒にいるのかな?
 

【チョウチョウコショウダイ】
これは身体の模様がはっきりしてるから
若い魚ですね!
老成してくると身体全体が
黒ずんでくるそうです。

【クマノミ】
クマノミっていつも二匹で居るけど、
どちらかが雌から雄に性転換した時
お互いにかなり戸惑うんじゃない?

【アオヤガラ】
アオヤガラって面白い泳ぎ方なんです!
スーーッ!と滑るように泳いでは
ピタッ!と止まり、
又、スーッ!と滑るように泳ぎます
 

【セグロチョウチョウウオ】
数あるチョウチョウウオの中でも
独特の背中の模様で
まず、間違える事は無いでしょう

【ハナミノカサゴ】
黒いミノカサゴもいるんですね!
それとも、コブシメみたいに
不機嫌で体色を変えてるのかな?
 

【ツノハタタテダイとクマドリ】
頭部の上のほうが
角が生えたように突き出てくるから
この名前が付いたようです。


【ハナビラクマノミ】
ハナビラクマノミは
イソギンチャクから離れて泳ぐ事は
絶対無いそうです

【ミツボシクロスズメダイ】
幼魚は身体に白い斑点が有り、
イソギンチャクの中で暮らしていますが
成長するにつけて白い斑点は消え
イソギンチャクからも離れて行く事が
多いようです。
 

【タテジマキンチャクダイ】
縦縞模様が美しい
大型のキンチャクダイです。
子供の時は縦縞ではなく
渦巻き模様で、成長するにつれて
模様が変わって来る美しい魚です。

【バラクーダ】
又、大軍に出くわしました。
良く見れば鋭い歯と頑丈な顎で
獰猛そうです。
西インド諸島では、
サメに襲われるよりも
バラクーダに襲われる方が
もっと怖いと言われる程
恐れられている魚だそうです。
行動の乱れや、不規則な動きをする物を、
獲物と感じて襲ってくるから、
いつもリズムに乗っていなければならない
と話すダイバーも居るそうです。



ツマグロは、
普段は人を襲う事は無いそうですが、
身の危険を感じると襲って来るので、
油断は禁物
じっとして見てるだけだよ!

【ツマグロ】
写真では分りにくいですが
背びれ、胸ひれ、尾ひれの先端に有る
黒色の斑紋。
黒色の周りは白くなっているので
分りやすい。
 


二度目のパラオダイビングも、感動の嵐で過ぎました。
2005年のCEBUに続いて水中カメラも三度目となれば、
少しは良い写真が写せるのではと思っていたのですが、
中々どうして、そんな甘いものでは無かったようです。

中にはお見苦しい写真も有ったかと思いますが、それぞれが忘れられない場面です、お許しください!

2004年の時は、我が物顔に道路を占領していた野良犬の姿が、
今年は全然居なくなっていた事と、車の数が10倍位に多くなっていました。
パラオに滞在中は、生憎、停電期間中だったのですが、夜、食事に町に出る時、
車のヘッドライトの明かりに、大いに助けられました。

新いホテルの建設も進んでいたし、道路も舗装工事中でした。
次にパラオを訪れた時は、どのように変わっているのでしょうか!
住んでいる人々や町の様子は変わっても、あの紺碧の海は、変わらず今のままで、
たまに訪れる私たちに、驚きと感動を与え続けて欲しいと思います・・・・・   

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