三つ峠
2007.12.16

年の瀬を控えて、慌ただしい日々の狭間、晴天に誘われて三つ峠に行ってきました。
晩秋の空に聳える富士は例えようも無く美しく、且つ神々しく、
人々を魅了してやまない姿がそこに有りました。
 
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12月16日
早朝自宅を出発し、中央道を河口湖で下り、御坂道路を走り、三つ峠登山口8:35着。

このまま道なりに進むと、かの有名な「富士には月見草が良く似合う」と詠んだ太宰治の碑のある天下茶屋にたどり着きますが・・・
「三つ峠登山口」の道標に従い脇道にそれる。






   
 
   



5分ほど走ると、有った、有った!かなり広い駐車場が!
立派なトイレも有るじゃないですか!

身支度をしていると、指先が痛いほど冷たい。
この分じゃ、上のほうは雪かも・・・・







   



9:00
結構車が止まっているところを見ると、
早くに三つ峠目指して登った人が大勢いるって事ですね!









   

三つ峠(みつとうげ)は、山梨県都留市、西桂町、富士河口湖町の境界にある標高1,785mの山である。
厳密には開運山(1,785m)、御巣鷹山(1,775m)、木無山(1,732m)の3つの頂上の総称である。


  




晩秋の山は、木々もその幹をあらわにし、
やがて来る厳寒に備えて身を引き締めているかに見える。

何人もの下山する人とすれ違いました。
一体何時から登ったのかしら??早すぎ〜!







     



やっぱりだ!
雪が降ってる。
滑らないようにソロソロ進む。

道の脇には
立派(?)な霜柱が!
思わず歓声を上げた。    






     


頂上直下の岩壁は屏風岩と呼ばれ、
ロッククライミングの練習場として有名だそうだけど・・・・
怖いーーーー!

でも、背中に富士を意識して登るのは、
常に富士に見守られている感じなのかも・・・・











 



10:00
「四季楽園」への道を左に見て更に登ると、
三つ峠山荘にたどり着いた。
庭には登山客用のテーブルが並んでいるが
二組の登山者が休憩しているだけだった。








      

オーーーッ!ここからの富士の眺めは素晴らしい。
でも、寒い!
眼下に見えるのは富士吉田町!


  


三つ峠はまだこの上!
アンテナやら、ライブカメラやら、ハイテクの数々が見えます。
あそこまで登らなくては・・・・










  



登るにつけて急激に気温が下がって、
風も強くなったので体感温度は
マイナスラインをはるかに超えてしまった。

デッカイわーーー!コレってアンテナ?
電波の反射板?丸くないんだね!どうして?






  


10:35
ワーーーッ!着いた着いた!

風邪が強すぎ!
天気も良すぎ!指がちぎれそうに痛い!








    


やっぱり富士山は素晴らしい!としか言えない・・・・
どんな美辞麗句で表現してもこの姿には叶わないから・・・・

流れの速い雲が刻一刻と姿を変えながら、富士に挨拶をしながら通り過ぎていく・・・・

 


山頂の寒さに耐えられなくなり
後ろ髪を引かれる思いで早々に下山開始。

すると、この登山道を自転車で登っているグループとすれ違いました。
へーーッ!こんな楽しみ方も有るんだ!
山頂まで行くつもり?行ける所まで・・・

凍てついた山に彼らの歓声が何時までも響いていました。
ちょっと羨ましかった!

 
テレビで「三つ峠からの富士山」は良く目にする機会が有りますが、実際にこの目で見たのは二度目。と言っても前回は確か春だった気がする。霞が架かって、ボーッとかすんだ富士山の記憶が残っています。
2007年も、後わずかになったこの日に見た富士は、高嶺に新雪を頂き、美しい曲線を裾野に引き、澄み切った空に聳える姿は、ああ!富士山てやっぱり日本の宝だ!と感じずにはいられませんでした。この景観だけでも、世界遺産の価値は有ると思うのですが・・・・・富士登山禁止にして、完全保護地域にしちゃえば良いのに・・・・
ッ?軽々しく言うものではない?だってぇ〜!見上げる富士はこんなにも美しいのに・・・・


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