鋸山
(のこぎりやま)
329m
 


2013.01.04

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2013年、年頭の山は房総半島南部に位置する「鋸山」。麓から見ると鋸の歯のようにギザギザして見えます。関東に住んでいながら、まだ一度も登った事がありませんでした。お屠蘇気分も抜けた新年4日、朝から天気も快晴、ウキウキと車で出発しました。手持ちの地図が無いことが少し不安でしたが、329mの低山だと甘く考えて、まあ、行けば何とかなるだろうと・・・・・・・

 

 

商店においてあった地図をゲット!
赤線が今回通ったコースです。
頂上とは反対のケーブルテレビの塔のほうに歩いて行き頂上に行けませんでした。
赤い点線部分は間違って下りたコースです。


浜金谷駅
09:20

とりあえず車は浜金谷の駅に到着。
さて、何処に駐車しようか・・・・
 
 

 
港まで行って、お土産物センターの有る駐車場に停めました。
堤防からは対岸の久里浜とその向うに秀麗な富士山が見えました。

ウヮーーッ!海を見るの久しぶりで〜す。これって東京湾なんだよね〜!

 

 
採ったばかりのひじきを干していたおじさんに道を聞いて
歩き始めると、
路地の角のお地蔵さんもお正月らしいお供え物がありました。
 

  


少し歩くと小さな神社がありました。

 
登山口
9:36

道が3つに別れています。
右の道は地図では途中で消えています。
真ん中の階段を登ると
「関東ふれあいの道コース」で日本寺方面に行く道です。
私達は左側の車力道コースを行きます。

 
 
 
ひかり藻発生地

中をのぞいてみましたが
それらしいものは確認できませんでした
 
おッ!正面に石切場跡が見えます
なんだか不思議な光景です。
右上は外房線が走っています。
 

 
いよいよ山道に入ると
急に犬に吼えられてびっくり!

「猟犬移送中」と書いた二台の車に積まれた猟犬に
いっせいに吼えられて、
万が一、鍵が壊れて猟犬が飛び出してきたら
噛み殺されるかも・・・と一瞬不安になりました。
 
 
  

  

江戸時代に始まった石の切り出しは昭和50年代まで続いたそうです。

 
 

 
車力道

敷き詰められた石は轍の跡がえぐれています。
女性の仕事だったなんて、
さぞかし重かったでしょうね〜!
房総の女性は凄い!
 

 

 
房総の女性の汗と根性が浸み込んだ石の道です

 
 
 
石切り場跡
 
垂直に切り取られた岩
凄く高いんです。
 
 
 
 
吹き抜け洞窟

ここも石を切り取った跡です
 
石がこんなに真っ直ぐに切れるなんて不思議!
見上げると壮観です。
 
 
 




丁度フェリーが出航した所が木の間から見えました。
浜金谷の港から久里浜まで11.5kmを40分の船旅です。

一度乗ってみたいですね〜! 
 
これからは急な階段の連続です
 
 
 


下ってくる人とすれ違えないほどの狭い階段
しかも急なんです。

風が強くて寒いです〜!! 

 
展望台
10:38

オーーーッ!素晴らしい眺め!
丸く作ったベンチが座りやすくて中々良い所です。
麓から約1時間の登りでした。 
 
 

 
左は保田海水浴場から、その先館山まで・・・・
正面の大きな島は大島、その左に点々と伊豆諸島が続いています。
 
 

 


大島 
 
 
 
 
 
ぐるっと右に目を移せば、眼下に金谷の町と、対岸の久里浜と三浦半島、
くっきりと空に浮かぶ日本一の富士山と、左に伸びているのは伊豆半島。

ウーーーン!絶景かな・・・・
 
 

 
少しアップにしてみました。
久里浜に聳えている三本煙突は、東電発電所です。

 
 
 

 
東京湾の絶景を堪能した後、鋸山山頂を目指し一旦展望台を下りますが、
山頂だと思って目指してきたここは、ケーブルテレビのアンテナでしょうか〜?
山頂じゃ無いみたい・・・・

続いて間違って登ってきた人に、ここじゃないですよ、山頂はさっきの道を又下るんじゃないでしょうか・・・・
と、言っては見たものの、又下るの?と不安になり来た道を引き返しましたが、
山頂らしい場所には行けず、結局諦めて下山・・・・
下りには日本寺に行ってみようと思っていたのに、石切り場から又道を間違えて結局車力道に出てしまい・・・

鋸山で道に迷うなんて・・・・信じられない・・・・
山には正確な地図が不可欠だとあらためて感じました。


 
駐車場まで戻ってみると、朝は2台位しか停まってなかったのに、観光バスや乗用車でいっぱいになっています。

気になる店に入って見ると、自分で好きな魚介類を炭火で焼いて食べる店でした。
90分で2500円?で食べ放題?焼きあがるまで時間がかかりそう・・・・

 貝類は余り好きではないので隣の回転寿司屋に入りましたが、混んでいて25番の番号札を手にした時、
18番のお客さんが呼ばれて行きました。待つ時間は長く感じましたが15分位で順番が回って来ました。人気の店なんですね〜!
写真を撮る余裕も無く大きなネタを口いっぱいに頬張りました。美味、美味


鋸形の山からして、登っている筈なのに急激に下ったり、下っている筈なのに急な上りの階段が有ったりするので、
道を間違えてるんじゃないかと不安になったりする山でした。
結局山頂にも、日本寺にもたどり着け無いまま下山してきた訳ですが、登山コースも幾つか有るので、又の機会のお楽しみです。

─ 完 ─