─ モロッコの旅 7日目─

(ワルザザード〜アイト・ベンハッドゥ〜マラケシュ)

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赤丸が今回訪れた町です

朝食
 
今日は、いよいよアイト・ベン・ハッドゥからマラケシュに行きます。
 

ワルザザード・シネマミュージアム

ホテルを出て直ぐ、広い道路沿いの階段を上がると有ります。

映画で使われたセットがそのまま残っているそうです。

奥の方にコウノトリが・・・・


コウノトリを拡大してみました。

モロッコでは毎日快晴です。

青い空に日干し煉瓦の茶色の町が美しい・・・

ワルザザード・シネマミュージアム

中を見てみたかったのですが、残念!


タウリルト・カスバ

17世紀の豪族が所有していたと言う広大なカスバ。

中には入らずシネマミュージアムから見ただけでした。

見ているうちに、白いキャンピングカーが集まって来ました。
 

タウリルト・カスバ

綺麗に整列しましたね。添乗員によるとイタリアのナンバープレートだと言っていました。

イタリア人も旅行好きらしくて、何処に行ってもイタリアからの団体さんに出会います。
 
 

フィルムのモニュメント

道路のロータリーにありました。さすが映画の町ですね。
 
 
 

道路脇のモニュメント

映画制作に使うカチンコです。
 
 

アトラス・コーポレーション・スタジオ

道路のカチンコのある場所から砂漠の中に広大な撮影スタジオが見えました。

アラビアのロレンス、007、グラディエーター、ハムナプトラ、バベル等もここで撮影されたそうです。
 
 


見渡す限りスタジオの敷地です。


 

フィルムとカチンコのモニュメント

道路のロータリーにありました。
映画一色の町なんですね〜!
 

アイト・ベン・ハッドゥ

アトラス山脈の麓、ワルザザードとマラケシュを結ぶ街道にあり、有力者ハッドゥ一族が築いた集落。

盗賊などの略奪から守る為、城砦に匹敵する構造になっています。

敵の侵入を防ぐ為集落への入り口は一つしかなく、通路は入り組んで、一階には窓は無く換気口のみ、

また、外壁には銃眼が施されていて、集落の最上階には篭城に備えて、食料庫があります。

現在も数家族が住んでいますが、殆どの住民は対岸に移住しているそうです。

これからアイト・ベン・ハッドゥの観光に向かいます。
 
 

道路の脇で陶器やランプなどを並べて売っていました。

ここからの、アイト・ベン・ハッドゥの眺めが素晴らしい。
 
 

対岸の村落から入り・・・
 
 

橋を渡って、あの一番上まで登る予定です。

こちらはまだ対岸側です。

アイト・ベン・ハッドゥから

移ってきた人が多く住んでいます。

集落内のマップ

読めません・・・・
 
 

この橋を渡るとアイト・ベン・ハッドゥに入ります。
 
 

橋の途中から振り返ると住民の集落です。

アイト・ベン・ハッドゥ

道の両側にはみやげ物を並べています。
 

アイト・ベン・ハッドゥ

映画に出てきそうな所ですね。
 
 

アイト・ベン・ハッドゥ

日干し煉瓦を作る工場です

見学をしながら上の方に登っていきます。
 
 

アイト・ベン・ハッドゥ
 
 

レンガの家の天井は竹と木で頑丈に組まれています。


アイト・ベン・ハッドゥ

家の影で羊の解体をしているようです。


子供もじっと見ていますね。

普通は観光客には見えないようにしているんだけど、と

現地のガイドが言っていました。
 
 


あぶり出しの絵を作っている人がいます。

真っ白い紙を火で炙っていると絵が浮き出て来ました。

凄い!感動です・・・・

絵を拡大しました。

素敵です・・・買えばよかった・・・・
 
 

アイト・ベン・ハッドゥで撮影された映画のリストと

ポスターが貼られていました。

何気なく見ていたこれらの映画の場面は

この場所だったんだ、と思うと感慨深いものがあります。
 
 
 


アイトバンハッドゥの一番上の食料庫

鍵がかかっていて中は見えませんでした。
 
 

食料庫の場所から見下ろした所

アイト・ベン・ハッドゥ

殆どの住民は川の向こう側に住んでいるそうです。
 
 


残って住んでいる人の家を見せてもらいました。
 
 
 

家の中はひんやりしています。

ロバを飼っていたり・・・
 
 

猫も・・・

応接間と猫

ご主人と台所
 
 

そろそろ出発の時間です。


アイトベンハッドゥで見た花です。

何の花だろう?
 
 

アイトベンハッドゥに別れを告げ、

向こうに見えるアトラス山脈のティシュカ峠を越え、

今から約3時間バスに揺られて、マラケシュに向かいます。


途中レストランで昼食です。

麦のスープ

アルガンオイルとチリスースをお好みで・・・
 
  

茹でた野菜の下にクスクスとチキンが隠れています。

野菜の切り方が豪快!

それらをミックスして戴きます。

美味しかったですよ。
 
 
 

デザート



何かが脚に触ると思ってみていると子猫がいました。

踏まれちゃうよ〜!
 
 
 

レストラン内部

モロッコのレストランって、どこも装飾が美しくて素敵だなって思います。
 
 
 

ティシュカ峠

標高2.260m

急勾配の道路を何度も曲がり

峠越えの最高地点に到着。
 
 

オートバイが1杯停まっていて土産物店が有るだけでした。

これからは下る一方なので、

オートバイ組と一緒になりたくないな〜!

時々大きな事故も有る様なので・・・・

無事ティシュカ峠を下りて来た所に

アルガンオイルの工場のピンクの建物が有ります。
 
 

アルガンオイルは絶対買わなきゃ・・・

美肌に効果有り・・・・らしい・・・
 
 
 

店の入り口ではアルガンオイルの実を剥いて

石臼で潰し、

オイルが出てくるのを見る事が出来ます。
 



店内はアルガンオイルの各種製品を陳列しています。

どれを買ったらいいかしら?

ムスリムの店員さんが日本語で説明してくれます。
 
 

さんざん悩んだ結果250mlのこれを一本買いました。

この店、レシートを発行しないので、

レシートが欲しいと言ったら、

その辺に有った紙切れに、

値段とレジ係のサインだけ走り書きして

不機嫌そうに渡されました。370dh
 

可愛い店員さんは快く写真に応じてくれました。

スカーフすると皆美人に見えるのかな?

私もスカーフしてみようかしら・・・・
 
 

アルガンオイルは洗顔後、直ぐに少量を顔に塗り

ゆっくりと馴染ませると肌がビロードのような手触りになります。

その後、化粧水やクリームを付けます。

顔に付けた残りを首や手につけても充分潤います。

私は夜だけ使っています。

始めて使った感想としては

凄く良い感じです。




マラケシュ

マラケシュはベルベル語で「神の国」を意味するそうです。

カサブランカ、バラド、フェズに継ぐ第4の都市だけ有って、人が多いですね〜!

1985年世界遺産に登録されました。


 

マラケシュの町

メディナ(旧市街)
 
 
 

ハマム

公衆浴場です。
モロッコの人々はハマムをこよなく愛しているそうで、

今までのメディナでも沢山有りました。

入り口は男女別々です。
 
 

マラケシュ

美しいタイルの建物

ジャマエルフナ広場

マラケシュに着くと急に暑く感じます。

軒を並べる商店と荷物を運ぶ手押し車、馬車、掃除係り、観光客が入り乱れています。

この広場は2009年に無形文化遺産に登録されました。
 

ジャマエルフナ広場

雑踏の中を馬車が闊歩し

ここで一軒の店を探し当てるなんて出来るんだろうか・・・・
 
 

ジャマエルフナ広場

テイスト!と言って目の前に出されたので、

試食したデイツ、砂でジャリジャリ・・・・うぁッ!

ジャマエルフナ広場

これから45分間のフリータイムです。

飛行機で知り合った人が書いてくれたアドレスを持って、

イザ!たむろしている地元の若者に聞いて回ります。

しかし、

アドレスはこの場所だけど、書いてある名前は良くある名前だって?

日本人か?
だったらこっちに来いって店の奥に手招きされます。

ちょっとやばいかなと思いつつ、後についていくと、

日本人の女の人を紹介されました。
 
地獄で仏?ちょっとオアーバーかな!


ジャマエルフナ広場

一緒に探してあげるといって、彼女が広場で、あちこちのの人に聞いてくれて

ここまでは観光客は来ないんじゃない?って言う外れまで行き、やっと見つかりました。

感動の再会・・・・それほどでも・・・

店には客はいなくて、暇そうで良かった・・・・良くは無いか・・・
 

再会

ジュースをご馳走になり記念写真を撮って、お別れです。

でも、今回の旅の一番の思い出です。

見ず知らずの私と一緒に探してくれて有難う。

商売繁盛祈ってます・・・・・
 
 

クトゥビーヤ・モスク

彼女のお陰で無事集合場所に戻れました。

マラケシュが好きで観光もしないで

店の奥に陣取ってる日本人の彼女と別れ

ツアーに戻ります。

しかし、世界中何処に行っても、そこで頑張っている

日本人の若者がいる事に感動します。

 
 

クトゥビーヤ・モスク
 
ムワッヒド朝第3代アミール・ヤアクーブ・マンスールの統治下

(1184年から1199年)に建設され、ミナレットの高さは69m。

クトゥビーヤモスクの側に有ったのですが

一番上が現在の太陽光発電のパワー
次が出現累積生成
下がCO2排出量のスピード

モスクとこの看板が対照的です。

クトゥビーヤ・モスク

モスクの名前は、

モスクが、かつて本の売る人々に囲まれていたので、

図書館員「アル=クトゥビーイン(al-kutubtyin)」から来ています。

ミナレットの上に有る4つの球体は純金で出来ていて、

3つになる前提だったけれど、

第3代アミール・ヤアクーブ・マンスールの妻が

ラマダーン中の断食をしなかった事への代償として

彼女は自分の装身具を溶かし

4つ目の球体にあてがったと言われています。

ラバドのハッサンの塔のモデルになり、

その後もスペイン、東ヨーロッパ、ロシア、アメリカ合衆国など

多くの建造物のモデルの原点になっているそうです。
 
 
 
 


マラケシュ

変わったコスチュームの人がいました。

「水売り」だそうですが、

写真を撮ったら法外なチップを要求されるから気をつけて!

と言われました。これは群集の中から切り取った写真です。
 
 

それと後姿・・・・

買う人居るのかな?

水を買えば写真は大丈夫なんだ・・・

この姿は観光用ですね。

夕食のレストラン

 
 

レストラン内部

とりあえずビール
 
 

前菜

ピッツァ

お腹の調子が急に悪くなって食べれない。

さっきご馳走になったジュースが

原因かも・・・・
 
 

デザート

おいしそうなのにな・・・

クトゥピーヤ・モスク

レストランの前からの方が良く見えます。
 
 トップに黄金の球体が4個?3個しか見えない・・・・
 
 

マラケシュ

モロッコでは街路樹にオレンジの木が沢山有ります。

実もたくさん生ってますが誰も取らないそうです。

苦くて美味しくないのだとか現地ガイドが言ってました。

そのオレンジの葉が普通と違ってます。

ホントダ!

Mogador Express Gueliz Marrakech

マラケシュのホテル到着

Mogador Express Gueliz Marrakech

まず、向こうの席には叫ばないと声が届かない位

広い部屋に通され・・・・
 
 

Mogador Express Gueliz Marrakech

ロビーはタイルの装飾が美しくて・・・

Mogador Express Gueliz Marrakech

キョロキョロ見回し・・・・
 
 

Mogador Express Gueliz Marrakech

お部屋の外は駐車場のだった

がっかり・・・

Mogador Express Gueliz Marrakech

ベッドの写真を写してなくてホテルのHPから
拝借・・・こんな感じだったかな?

もっと狭かったかな・・・・
 
 

Mogador Express Gueliz Marrakech

マラケシュのホテルも素晴らしい。

ディナーもここだったら良かったのにな〜!




モロッコ7日目は、移動日と言っても、内容の濃い一日になりました。

マラケシュの、ジャマ・エルフナ・スクエアで

飛行機での隣の席の人と再会できたことは一生の思い出です。

旅も終わりに近くなってきました。

─ 8日目に続く ─