2019年 つばめ
 
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 6月13日

今年も我が家には、つばめが戻って来ないのかと

諦めかけていたけど、

一週間程前からせっせと修理した古い巣の中に

小さなヒナの頭が見えました。



6月13日

かぼそいヒナの声が聞こえ、

親が餌を運んでいます。

6月13日

生まれたばかりみたいです。

6月16日

精一杯首を伸ばして餌をせがみます。

6月18日

4羽かな?

6月21日

だんだんつばめらしくなって

羽根も黒くなって来ました。



6月22日

あれ?一羽下に落ちていました。

まだ産毛が残っているのにダメでしょ!

全部で5羽なんだ〜!



6月22日

巣に戻してやりましたが、

巣の端でバタバタして又落ちそうです。

6月23日

雛たちが大きくなってきたので

巣の中がせまいのかも・・・・



6月24日

これは親ですけど

じっと見てるだけ・・・・

6月24日

ふと気がつくと、自転車の後ろ籠の中に

又、落ちてます!!

しょうがないな〜!!



6月24日

又、巣に戻したのですが

直ぐに又落ちそうです。

他の雛達から押し出されてるようです。

イジメられてる!!


6月24日

2羽の親はその様子をじっと見てるんですよね。

「野鳥の会」に電話してアドバイスをもらい、

巣の奥の方に押し込んだのですが・・・


6月24日

又、直ぐに端っこに出てきて落ちそうです。

親からも無視されてるようです。




6月24日

仕方なく、隣の空いてる巣の中に置きました。



6月24日

他の雛たちは大きな口をあけて元気なのに・・・


6月24日

一羽だけのけ者になって可哀想・・・


6月24日

親はその様子を冷たく見てるだけ・・・

6月24日

元気な4羽にはせっせと餌を運んでるんですけど、


6月24日

背中を向けて、餌を欲しがりもしません。

自分の運命を受け入れてるかのようです。


6月24日

その後も何度も落ちるので、箱に収容して

市販の「ミールワーム」を買って来て

無理に口を開けて入れようとしても、頑として食べないんです。




6月24日

「野鳥の会」のアドバイスで、親が餌を

与えるかもしれないからと、

もう一つの空いた巣に置きました。

でも、親は直ぐそばにいるのに知らん顔です。


翌日、その雛は冷たくなっていたので

白の彼岸花の根元に埋めました。

成長が一番遅く小さい雛は、

この先の南に向けての長旅に耐えられないと判断した親が、ヒナを間引くそうです。

自然のきびしい掟なんですけど!

哀れな雛を考えると、親鳥が鬼に見えて、

元気に大きな口を開けて餌をねだってるほかの雛たちを見ても、

憎らしく思えてしまうんですよね・・・




6月28日

元気に育った他の雛たちは一羽、又一羽と巣立って行きます。

6月28日

夕方になっても一羽だけ巣に残っているのがいます。

親が餌をやってるようなので大丈夫だと思うけど・・・




6月29日

今日も一羽だけ残っていますね。

時々、先に巣立った雛が巣の回りを飛んで

巣立ちを促していますが・・・・



6月29日

巣の中で羽根をバタバタさせて

本人も飛びたい気持ちは見せてますが・・・

6月30日

朝、巣の中は空っぽになっていました。

最後の一羽も無事巣立って行った様です・・・・と、思ったら

夕方、二つの巣の中に分かれて4羽巣立ったはずの子つばめが座っていました。









7月1日

今朝になっても巣に座っています。

外は雨なので、やっぱり巣の中の方が居心地良いのかもね!



これから、栄養をつけて飛ぶ力をつけ、南に渡り、また来年戻ってきてほしい!!

─ 完 ─