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去年車庫の天井にツバメ用の巣の台を作って待っていたのに、訪問鳥は無くてガッカリしました。

今年は4月の初めから頻繁にツバメが飛びかうと思ったら、セッセと土を運んで、アッという間に立派な巣が出来ていました。チョット土台の板が小さかった様で可愛そう
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2004.05.16
気が付いたらいつも巣の中でつばめがジット座っています。ヒョットしたら卵を抱いているのかも・・・・

神経過敏になっているようで、カメラを向けるとすぐに飛び立ってしまうんです。やっとカメラにおさまりました。

さて・・・・続きを請うご期待です・・・・・が
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2004.05.23
親鳥の留守を狙ってコッソリ巣を覗いてみました。2cmくらいの卵が五個ありましたよ。

巣の外側はセメント状のドロで固められて、内部は木屑を何所からか拾ってきて部屋を作ってるんですね〜!ホント感心します。
でも、この日以来親が警戒をして人間を見ると、卵をほっぽらかして巣から逃げ出すんですよ!このごろ又急に寒くなったから卵が温められなくて死んじゃうんじゃないかと物凄く心配です。つばめさん、ごめんなさい!元気に生まれてくれると良いけど・・・・
6月4日金曜日
2週間以上経っても、中々生まれないので、卵が駄目になっちゃたんじゃ無いかと毎日心配で心配で、窓からコッソリ様子を伺ってばかりいたら、今日は、何やら巣の縁に止まった親つばめがしきりと首をかしげているので、やっぱり親鳥も卵が死んでるのに気が付いたのでは無いかしら?と半ば諦めムード、そうしたら夕方になって、小さな頭が2つ3つ巣の上に見えました。ウワーーーーッ!生まれたんだーー!良かったーーーーーーッ!まだ目も開いて無いし、モジャモジャして何所が頭か身体かわからないし、何羽生まれたのか見分けつかないし、お披露目できるのはもう少しツバメらしくなってからですね!2羽の親ツバメが交代でセッセと餌を運んでいるようです。何を食べさせてるんでしょうね!離乳食なんだろうな〜!取り合えず一安心ですが、これからはにっくきカラスが子ツバメを狙ってるから、油断しないで頑張って子育てして頂戴ね!・・・・・・・・
6月6日(日曜日)
生まれて3日目、親の好きを狙って巣の中を覗いてみました。だって心配だったんだもん。

まだやっぱり目は開いて無いようだし、何羽生まれてるのかよく分からないし、生きてるのかもわからない状態で、アリャ〜ッ!って感じです。
6月12日(土曜日)
頭が5つ見えました。全部の卵が生まれたんですね!凄いよ!

でも、毎朝カラスとの激しい攻防が繰り返されてるんですよ。カラスとツバメの声が余りうるさいので窓から覗いたら、車庫からカラスがバー―ッと飛び出てきて、その後2羽のツバメが激しく体当たりを繰り返してるんですね!あんな小さな身体で獰猛なカラスに体当たりを食らわすなんて、母は強し・・・・・
感動してしまいました。拡大画像
6月12日(土曜日)
それだけじゃないですよ!車庫に止めてある車のボンネットに猫の足跡がいっぱいで、ツバメの巣の下には、何度もダイビングを試みたような足跡が無数に付いていて、しかも、勢い余って滑り落ちた後まで残ってるんですよ!空にはカラス、地上からは野良猫。こんな厳しい環境の元で、全員揃って巣立つ事ガ出来るのでしょうか!それは奇蹟に近い事かも知れないと最近つくづく感じています。

車庫に行くと親鳥は人間にも威嚇をしてきます。なるべく刺激をしない様に家の中からコッソリ写した写真です。拡大画像
6月16日(水曜日)
日に日に羽根の色も黒くなって尾も長くなるような気がします。親ツバメがセッセと餌を運んできますが、育ち盛りが5羽もいるので大変だ!

子ツバメを写真に写そうとすると、親ツバメが警戒して激しく回りを飛び交うんですね、そうすると子ツバメは巣の中に頭をうずめて5羽が固まって見えなくなってしまいます。防衛本能も身に付いて感心されられます。
6月16日(水曜日)
糞もお盛んで、巣の外にお尻を出して、ピッ!て交代でやってるんですよ!車のボンネットも糞だらけ!ボンネットから子ツバメめがけてジャンプを繰り返す猫が2匹になってお互い縄張り争いしてるみたいで、ゴロゴロニャオー!とうるさいのなんの!野良猫じゃなくて近所の飼い猫みたいです。毛並みが美しいから!猫達にとっては食料調達の為ではなくて、かすかに残っている狩りの本能なのかな〜?
2匹とも怠惰な毎日が体形に表れたような猫達で、その体重じゃ無理だろ?と言ってやりたいんだけど・・・・・・
6月16日(水曜日)
アゴのあたりも茶色くなって、ツバメらしくなったでしょ?もう明日にも巣立ちしてしまいそうで、ある日、気が付いたらもぬけの殻・・・・なんて事になってるのかも知れないな!
淋しいような。一安心のような気持ちだろうな!
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6月17日(木曜日)
夕方家に戻って、いつものように車庫の天井を見上げてみてショック!ビックリ!ショック!ツバメの巣が見るも無惨な事になって、子ツバメの姿は見えず、一瞬頭の中が真っ白になってしまった。とうとう猫に飛びつかれたか、カラスにやられたのかと、現場検証。まず、巣の中身が下に落ちているけど、土の部分は下にはおちて無い様だ、鳥の羽も散らばって無い、勿論ツバメの身体の片鱗も見えない・・・・・・ウーーーン!一体何があったんだ!暫しその場に佇む・・・・・・すると、家の回りでチイチイうるさくツバメが飛びまわっている。見たら、まだ上手に飛べなくて今にも地面に落ちそうになりながらドタドタ飛んでるツバメが2〜3羽いた。ツバメ独特のシャープな飛び方では無いし、尻尾もまだ短い!ヒョットしてあれらは我家のツバメ?巣立ちが出来たのかな!そうだ!キットそうだ・・・・だと良いんだけど・・・・・・全員無事だったのか確認のしようは無いけれど、とにかく巣立ちおめでとう!これから南の九州の全国のツバメが集まる所に行くらしいから、長旅になるので充分栄養をとって、体力をつけて出発してちょうだい!来年も待ってるからねーーーー!(昨日写真を撮って良かったーーー!)

しかし、そのすぐ後何日も雨が続いて、空に子ツバメの姿が見えなくなっのを気にしていた有る日、お隣の奥さんが「ツバメ残念でしたね〜!うちの庭に1羽落ちていましたよ、可愛そうに・・・・・・・・・・・・・」
やっぱり駄目だったんだ!巣立ちはした物のまだ一人で生きては行けなかったんだ!それでもその後、何度か壊れた巣の後に土を運んだ形跡が有るけれど、とうとう諦めて、今度は向いのビルの軒下に巣を作って又、遅れ馳せながら玉子を抱いてるんですよ!アチコチのツバメの巣ではもう巣立ち間近の子供が居ると言うのに、今やっと玉子からかえったばかり、今度こそ無事に巣立て欲しいと近所中で祈るような思いで、朝夕立ち止まっては巣を見上げていました。町にツバメの姿も少なくなった頃でも親ツバメはセッセと餌を運んでいました。そして暑い夏の有る日、だまって居なくなっていました。
動物の種の保存の本能に頭が下がる思いでした。