諏訪大社上社御柱祭

2004.04.03
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七年目ごとの寅と申の年に行われる「諏訪大社御柱祭」、諏訪大社上社は本宮四本、前宮四本、合計8本の柱が「山だし」「木落とし」「川越し」と難所を通り抜けそれぞれの社に建てられるまで諏訪の町と人々は御柱一色に盛りあがります。御柱2日目、今年こそは勇壮な木落としを見たいと、早朝から中央道を走りぬけやってきました。それがマア!ナント!大変な人、人、人、そのエキサイティングな1日をごらん下さい。

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長野県警もスタンバイOK!サア!祭りだ!二人の警官が車を綺麗に磨いていました。警官だって氏子だし・・・ サア!木落とし坂まで急ごう!半纏がカッコイイですねと声を掛けたら、「着てる本人には見えんけどな!」と言って笑った老人。 真っ白く雪を被った八ヶ岳を背景に龍の角を思わせる「メドデコ」を付けた御柱は春の日差しを浴びながら「木落とし坂」まで進みます。 御柱では、子供たちも重要な役目があります。神に届けとばかりに「子供木遣り」の甲高い声が八ヶ岳に木霊します。
いなせな若い衆を見つけ声を掛けて写真を撮らせてもらいました!Nonky一押しの御柱ファッションです。
いいね〜!いいね〜!
「トンボ」には乗れないけど、諏訪の女の心意気を感じるね!
一足先に出た「本宮一之柱」は「木落とし坂」に差し掛かっています。後一息だ・・・メドデコも木落とし用の7.5mのに取り替えられ・・・1番上を「トンボ」と言ってそれに乗る人の審査は大変厳しいそうですよ!人望厚く品行方正! 「ドウセ乗るなら木落としお乗り、諏訪の男の度胸だめし」と唄われ、坂の上で左右に大きく揺らすのだそうですが、後ろのほうで見ていたおばあちゃん「昔は地面に付く位揺らしたもんだけど最近の人は気が弱いのかのう」 揺らすと言ってもメド綱を引く人も大変、アッチに走りこっちに走り。最大斜度30℃の坂の上に少しずつ御柱が顔を覗かせてくると、天に届けとばかりに木遣り一声「ここは木落としお願いだ〜」!御柱の尻尾があんなに持ちあがってアーー落ちる!落ちる!アーー落ちた。
「本宮一之柱」の木落としが終わって少し人が少なくなりこの間に場所を移動しました。桝席が設けられて氏子衆が御馳走を食べながら見物!良いな〜!氏子になりたい・・・ 次は「前宮一之柱」の木落とし。何だか風が強くなってきて、幟を持っている人が煽られて倒れそうになっています。向かって右が男メド左が女メド、12人ずつ24人が「御んべ」を振りながら御柱と供に落ちていきます。 木落としが終わって「川越し」までの途中御柱は休憩所で休みます。柱に乗ったり写真を写したり、昔の御柱はもっともっと長かったそうです。そばで見ると大きな木ですね〜! 若い衆も一休み、でもメドデコに乗る人は休憩中もお酒は1滴も飲まないそうです。食堂もすべて臨時休業お腹空いた〜!イカ焼きの良い匂いについフラフラと買ったら生焼けだった・・・・
いやーーー!可愛いね!「一」カットと「本」カット二人合わせて「本一」。「本宮一之柱」の当番地区はくじ引きで決めるそうで、「本一」を当てた地区はもう大変なもので、オリンピックの誘致に他国との競争に競り勝った時のヤッターッて言う感じ・・・・・かな? 休憩を追えた「本宮一之柱」が川越しへと向かいます。徐々に神に近づいていくのですね。
沿道の民家の屋根の上ではラッパ隊が応援します。 Nonkyもメド綱を引きました。結構速く歩くんですよ! 川渡しの宮川の土手には、こぼれんばかりの人で、立つ場所もありません。
こりゃ駄目だわ!
仕方なく川を渡って上がって来た場所で待つ事にしました。
午前中はあんなに快晴だったのに冷たい風が強くなりどんよりと雲って来た頃御柱先導の幟が川を渡ってきました。長い青竹の棹が本一当番地区の特徴らしいです。
オーーオ!カッコイイね!すでに諏訪の男の風貌が備わってるでないの!とんぼに乗るような男になるんだよ! 御柱といっしょに川を渡ってきた人は半身びしょぬれのままメド綱を引きます。寒そう〜! 川越しで清められ更に神に近づいた御柱は一気に御柱屋敷の有る安国寺まで急ぎます。 子供木遣りの甲高い声が川を渡ってきた御柱に労いの唄を手向けます。
夕方になり物凄く寒くなッた頃次の「前宮一之柱」が川を渡ろうとしています。ダイバーもスタンバイして、長野県警も水の中で何時間も監視しています。ご苦労様ですね 向かって右側のメド綱(男メド)を引いてる若衆が急に水を掛け合って大騒ぎ!寒くてジットしては、いられなかったんでしょうキット! すると、左側の女メドを引いている若衆も負けじとばかりに、水を掛け合って、突然のパフォーマンスに観衆も大喜び一瞬寒さを忘れました。 目出度く御柱が川に入り清められます。水の中の人には申し訳無いけど余りの寒さに絶えられず、この辺で立ち去ることにしました。
4月3日、4日と川越しの終わった8本の御柱は安国寺の御柱屋敷に安置され、1ヵ月後の里曳きまで静かに時を待ちます。 全国に一万以上の分社、末社が有るといわれる諏訪大社は、秋には小宮でも御柱祭が行われ1年を掛けて盛りあがるのだそうです。正式には「諏訪大社式年造営御柱大祭」と言い諏訪人は全精力を祭りに注ぎ込むのです。八ヶ岳連峰、南アルプス、中央アルプスに囲まれた山間の地で物静かに微笑む諏訪の人々の中に密かに蓄積された物が一気に爆発した「御柱祭」物凄いパワーと、沢山の感動をもらった1日でした。
5月2日、3日、4日の里曳きも行って見たいな〜!